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先週は仕事でオーストラリアのシドニーに滞在していた。

 

 

海外出張で一番の楽しみ・醍醐味といえば、何と言っても「帰国日!」である!!遊びに行っているわけではないので、ウキウキ・ルンルン楽しいはずがない。そんなわけで、帰国日ほど楽しみにしているものはないのだが、今回はもうひとつ、楽しみにしていることがあった。それは「餅ドーナッツ」を食べること!今や日本の餅は世界で人気。近年は、カリフォルニアでドーナッツの中に餅が入っている「モチ・ドーナッツ」なるものが大流行していて、それを知った時は食べたくて食べたくて仕方がなかった。それなのに、餅のふるさと・日本にそのようなものは存在しないのである。となるとどうしても食べたい。だが、フランスでも餅は見かけるものの、モチ・ドーナッツなるものは見かけない。それがこのシドニーに進出したという記事を読み、シドニー出張に行った際には何が何でも食べる!と強く心に誓ったのである。

 

その「モチ・ドーナッツ」屋は、嬉しいことに、ホテルと職場の間にあった。Googleマップを頼りにその場所に行ってみると、ない…。地図が示しているその場所はコーヒーショップだった。何度見ても住所はここであるが、モチ・ドーナッツなるものはなく、どう見てもコーヒーショップ。もしかして、モチ・ドーナッツはシドニーでは流行らなくて早々と撤退したのだろうか?!ないものは買えない。諦めようとしたが、その一角にあるオフィスビルのような商業施設のような建物の中に入ったら、フードコートだったので、もしかしたらこの中にあるのかも?と思って、ウロウロしてみたら、あったぞーーー!!!

 

 

味は6種類あって、プレーン、ココナッツ、ミルクチョコレート、ビスケット、シナモンの他、謎の「Taro」というものまで…。しかしその「タロー」とは何ぞや?

 

 

店の人に訊いてみたところ、ポテトみたいな感じ!とのことだったので、サツマイモみたいな感じだろうかと想像して、プレーン味とこのタローを買った。

 

 

せっかくだから翌日の朝に食べようかと思ったのだが、我慢出来なくて(甘党ではないのだが)、ホテルに戻ってから、部屋にあるインスタントコーヒーを共にパクついてしまった。ドーナッツなのに、あの油っこい感じはあまりしなくて、餅のモチモチさにどんどんズンドコ食べてしまう。想像通りではあったけれど、美味しかった!モチモチのドーナッツ。日本でも販売したら売れるだろうに、なぜ進出してこないのだろう?!

 

ちなみに、この2つで800円。なんたる贅沢品!いやいや、海外は物価が高いのであります。それに加えて円安で、見るもの全てが高級品である。夢の帰国を果たした今、そろそろ今年の初夏のフランス滞在の宿や旅行の予約をせねばと、検索しまくっていたのだが、もうそれはそれは高くて、まぁ高くて高くて、去年より円安なので、去年より高くて、もう、それはもう、げんなりを通り越してムカついてくる始末。あれやこれやと日程を考えながら、どうしようこうしようとパソコンの前に座っているとあっという間に夜。貴重な休みの1日にはこうして検索に明け暮れて、ぐったりしてしまうというのに、円安にも打ちのめされるのである。

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毎年正月に残念に思うのは、受け取る年賀状が年々減っていくこと。デジタルに切り替えます宣言の人も増えているが、だからといって、あちらからデジタルで新年の挨拶が来ることは100%ない。普段顔を合わせない人、何年も会っていない人ほど、1年に1回年賀状で挨拶をする、というのは良き習慣だと思うので、僕は年賀状を送る派である。年々減る一方でつまらないから、今回は今まで送ったことのない人や、いつの間にやら年賀状が途切れている人にも送ってみたのだが、大体は無反応だった!!!キー!!!(もちろん来年からは送りません宣言)

 

今年の元日に受け取った年賀状は、ビックリするほど少なかった。そこで思い当たったのは、僕が一昨年引っ越しをしていること。近年は、宛名を手書きではなく、パソコン印字をする人が圧倒的に増えたので、住所のアップデートをしていなければ、旧住所に送られるだろうと思った。去年の段階では転居届を出していたから転送されてきていたが、今年は旧住所に送られたら、返送されるだろう。それを懸念して、去年の年賀状には「引っ越しました」という文言も付け加えていたのだが…。その文言に反応して住所録を更新するマメな人は多くないかもしれない。今年返送されてきて初めて、僕から来た年賀状の住所と照らし合わせて、再送してくれる人はしてくれるだろうが、「ふーん、宛先不明か」で終わる人もいるだろう。実際、3日以降にぽつぽつ届き始めたが、案の定「宛先不明で返送されてきた」とLINEでメッセージを送ってきた人がいたので、やはりパソコンの住所録をアップデートしていない人が多いのだろうという推測は当たっていた。マメな人でなければ、再送はしてくれないだろう。来年も同じ憂き目にあうのだろうか。

 

さて、昨年の年末は家族で愛媛旅行へ。年始は東京で迎えた。年始めからいろんなことがありすぎて、ほんの2週間前の年末年始が遠い過去のように思えてくる。まだ2週間しか経っていないのに、イヤ〜なことばかり!!先に悪いことが続くと、その後良いことが続くというパターンが多いので、あまりクサらずに生きたい。

 

というわけで、愛媛旅行の写真。

 

12月29日は、大洲へ。古民家をリノベーションしたホテルが町の中に点在しているNIPPONIA HOTELに宿泊。

 

 

手前の真ん中の建物に宿泊

 

 

夜の玄関。風情あります。

 

 

玄関からはライトアップされた大洲城が見えます。

 

 

 

 

古き良き日本の古民家がリノベーションされて居心地の良い空間。

 

町中にあるラウンジではアルコール類含むドリンクが飲み放題だし、部屋の中の冷蔵庫にもビールやワインやらがふんだんに入っていてそれらも無料なのでお得感あり。

 

 

風情ある町並み。

 

2泊目(12月30日)は松山市に移動して、道後温泉の道後御湯に宿泊。

 

 

とても洒落た旅館なのだが、部屋の中などの写真を撮り忘れて、館内の写真はこれのみ。

 

1月2日は東京・豊洲にあるラビスタ東京ベイに宿泊。高級ビジネスホテルといった感じで、なかなかの味わい。夜景が美しい。

 

 

この景色が部屋から見ることが出来る。そして大浴場でも同じくこの景色が。

 

 

 

 

屋形船が!

 

2024年、良い年になりますように!!

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テレビや雑誌などで紹介されるグルメやレストランを観て、行きたくなることはそんなにない。しかし、僕の中に「何らかのスイッチ」が入ると、猛烈に食べたくて食べたくてどうしようもなくなり、夢にまで見ることがある。だが、あまりにも「それはそれは美味しいもの」という行き過ぎた妄想を抱いてしまう為、実際に食べると「ふーん。そんな大したことないじゃん」という悲しい結末を迎えることが多い。

 

さて今回は、とあるYouTuberがマクドナルドを食べる動画を配信していて、あまりにも「美味し〜〜〜い💕」と連呼するものだから、「何らかのスイッチ」が入ってしまい、どうしても食べたくなってしまった。というのも、僕は体に悪いマクドナルドなんて大嫌いで、10年以上全く口にしていない(そもそも大人になってからはほとんど食べていない)。その僕が、たかがひとつの動画で、マクドナルドを食べたくて(というより、食べてみたくて)仕方なくなったのである。というわけで、先週の土曜日、早速近所のマクドナルドに行き、持ち帰って家で食べてみた。

 

 

期間限定の月見チーズバーガーのセットに、サラダとプチパンケーキを付けて、計1,290円也。高っ!この金額を出すならば、もっと体に良くて美味しいものが食べられる。月見チーズバーガーは相変わらず「やっぱりマックのハンバーガー」って感じの味だし、サラダは極々普通だし、ポテトは冷めてフニャっとなって美味しくないし(店で揚げたてを食べればよかったのだが)、コーラはコーラだし(体に悪い…と思いつつ、マックにはコーラ!とYouTuberが言うので、それに従ってみた)。

 

でも、今回はこの最終兵器が残っている!プチパンケーキ!

 

 

何よりもこれが食べたくて買いに走ったようなもの。というのも、このプチパンケーキがフワフワで美味しい!ビックリ!というYouTuberの言葉にすっかりハマってしまったのである。そんなにフワフワで美味しいの?!マクドナルドが?!「マックは基本的に低レベルの味のものはないよ」という信じられない言葉を信じたのである。結論から言えば、これも大して美味しくなかった。確かにフワフワはしていたが、リコッタパンケーキみたいなフワフワでもないし、そんなに大絶賛するほどか?!と思った味であった。

 

やはりマックはマックでしかなかった。今回は「やっぱり食べなきゃ良かった」「やっぱりマクドナルドは一生食べなくてもいい」という結論で終わった。

 

さてお次は、ラジオで紹介されていた「柿の種のオイル漬け」。

 

 

新潟で作られているもので、ご飯にも合うし、冷奴に乗せても美味しいのだという。僕が惹かれたのは、なんといっても、ラジオから聞こえてきた、ザクッ!ザクッ!という、あまりにも耳に心地よすぎる音。柿の種のオイル漬け、というだけでも「???」はてなマークが躍るというのに、それがご飯にも合う、しかも良い音、と来ればどんな食べ物なのか興味津々。あれ以来、食べたくて食べたくて仕方がなかった(にも関わらず、表参道にある新潟のアンテナショップに行けば買えるだろうに行っていなかった)。

 

先日、友人が新潟に行くと言うので、すかさず「柿の種のオイル漬け」を買って来てもらった。

 

 

夢にまで見たこの柿の種。瓶を振るだけでも良い音がする。一口食べてみると、確かにご飯にも冷奴にも合いそう。一頃大流行した「食べるラー油」みたいな感じ。まぁ、悪くないね。僕はスパークリングワインのお供にいいなと思っている。・・・夢にまで見たほどのものでもなかったけれど(やっぱり)。

 

僕がこれまで、テレビで観て、本当に夢・夢・夢にまで見た食べ物といえば、横浜中華街にある中華レストランの「くらげの頭」「特製チャーハン」「フカヒレの姿煮入りラーメン」。録画していたので100回以上は見たと思う。それで友人と出かけて行って、食べた時は感激モノだったが、確かに美味しかったけれど、想像していたよりも本場の味っぽくて、ちょっと本場の味がキツいかなという感じだった(僕は日本風にアレンジされた中華じゃないと好きじゃない)。でも当時のブログを見てみたら、絶賛していた。きっと思いが強すぎたんだな。

 

 

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今や全国区で知れ渡っている「だだちゃ豆」。我が故郷の名産でもある。これが全国的に知られるようになって20年以上になる。きっかけはビールのCMだったと思う。普通の枝豆よりも甘〜くて、居酒屋やスーパーにも置いてある(スーパーで買うやつはあまり美味しくないけれど)。だだちゃ豆関連のお菓子やおかず類も豊富にあるが、この「だだちゃ豆煎餅」は誰にあげても大・好・評なので、バカのひとつ覚えの如く、これをお土産にすること早20年。

 

ところがである。先日、京都に行くにあたって、銀座にあるアンテナショップでこれを買って、お土産に持って行ったのだが、5人にあげて、5人が5人共だだちゃ豆を「知らない」と言う😯殺意を覚えました。が、必死にこらえました。その内の一人が「あ!やっぱり知ってる!」と発狂したので、「ヨカッタ〜!知ってる人がいて」と思ったのもつかの間、「枝豆とは知らなかった。お菓子だと思ってた」と言われ、再び殺意が込み上げてきた。それまで、5人が5人共だだちゃ豆を知らない、という現場に居合わせたことがなかったので、もしかしたら関西では認知度が低いんだろうか?!と思ったが、ネットで調べてもそんなことはヒットせず、翌日大阪の友人にあげたら「もちろん知ってる」と言っていたが、その人は新潟県村上市出身で、更には「だだちゃ」という方言も同じように使うと言うので、調査対象外である。でも大阪のスーパーにもだだちゃ豆は売っていると言っていたので、やはり、京都で会った友人たち5人がたまたま知らないだけなのかも知れない。ただ、だだちゃ豆を知っている人にこの煎餅をあげるのと、知らない人にあげるのとでは、反応が異なるので、ちょっとつまらない。「普通の枝豆よりも甘い」と説明したところで、それを知らないのだから「ふ〜ん」ってなモンである。

 

ちなみに、東京にはだだちゃ豆を知っている人はわんさかいるが、「だだちゃ」という意味まで知っている人は少ない。「だだ茶豆」だと思っている人も少なくないし、「茶豆とは違うの?」ともよく訊かれる。「だだちゃ豆」の意味についてはこちらのサイトが詳しい。まぁでも、もはや現地で「だだちゃ」という単語を使うのは、おじいちゃんおばあちゃん世代の人たちだけで、中年世代から下はもはや使わない言葉。

 

東日本では認知度が高くて西日本では低いのか、今後の研究課題として生きてゆきたい。

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(画像と本文の内容とは全く関係ナシ。この間、あまりにも夕焼けが綺麗だったので…)

 

ジムの腹筋台でスマホをイジイジしていたら、オッサンがツカツカとやって来てこう言った。

「まだスマホやり続けるんですか?」

オッサンの頭からは温泉のように湯気が出ている♨ 呆気にとられてしまった僕は、なんと答えればいいか分からず、思わず「ハイ」と言ってしまった。

「さっきから5分以上はスマホいじってますよね?」

時計を見るともうそろそろ帰らねばならぬ時間。僕は「すみません、どうぞ」と言って、腹筋台の消毒を始めた。

「まったく、皆待ってるんだから!!!」

使用した腹筋台を消毒している僕の頭に浴びせてくる、オッサンの怒りの声に、思わず辺りを見回してしまった。どこに「待っている」人がいるんだろう?待っているのはアナタだけ。と、声に出さずに思う。まぁ、分が悪いのは圧倒的に僕なので、何も言い返さずに「すみませんでした、どうぞ」と言って、僕はその場を立ち去ったのだが、それでも怒りが収まらない温泉頭のオッサンは、「まったく、どういう神経してんだか!!信じられない!!!」などと、ブツブツ言いながらセッティングを始めていた。

 

ジムでは、マシンを長時間独占するのは当然ご法度。近年は、スマホをいじりながら独占している人が多くてちょっとした問題になっている。なので僕は、なるべくマシンでスマホを長々といじらないようにしているのだが、今日はたまたま、気になることがあって、色々調べているうちに5分以上経過してしまったようだ(温泉おじさん調べ)。腹筋台は3台あり、他のマシンに比べて動きもあるし、3台ずっと使用中ということがそんなにないため、気が緩んだ、というのも事実。とはいえ、文句を言われて言い返せる立場にはない。

 

そして、つい比較してしまう。フランスのジムと。フランスではたとえ知らない者同士でも、人とのコミュニケーションが極々当たり前なので、ジムでは「あともう何分で使い終わる?」としょっちゅう訊かれる。「あと30秒で終わるよ」と言えば「じゃあ待ってる」と返ってくるし、「今始めたばかりだよ」と言えば「そっか。了解!」と去って行く、あるいは「じゃあ共有しない?(代わり番こに使おう)」と提案される。つまり、相手がそのマシンを使い始めだろうが、長く居座っていようが、「今」自分がそれを使いたいと思えば、腹を立てる前にコミュニケーションを取るのである。日本のジムの場合、「あと何分で終わる?」なんて知らない相手に訊く人は皆無。でも今日の温泉おじさんのように、皆が穏やかな気持ちでいるわけではなく、自分が使いたいマシンを使えないことにイライラして、いきなり相手に対して突っかかってくる人がいるわけだ。まぁ、こういうケースは今回が初めてだけど。日本人は「おとなしい」と言うけれど、常に言いたいことをハッキリ主張するフランス人に比べて、常に言いたいことが言えないから突然爆発する人が実は多いんじゃないかと思う。

 

何度も言うが、今回の場合、分が悪いのは明らかに僕なのである。が、じゃあ、自分だったらこういう場合、どうするか。フランスのスタイルを真似て「あと何分?」なんていちいち訊き回っていたら喧嘩を売っているように思われるのは間違いない。そもそも僕はフランスでもそんなことはしない。自分が使いたいマシンを他の誰かが使っていて、しかもその人が長々と使っていて自分の番がなかなか回ってこないということは、日本でもフランスでもよくある。なので、温泉おじさんの気持ちも分かる。でも僕の場合、もうすぐ終わりそうだなと思えば、そのマシンの近くで待っているし(日本のジムでは待つ為の並び場所も指定してあるのだ)、待ちたくない場合は別のマシンでトレーニングする。だって、いくらなんでも、ひとつのマシンを1人で30分以上も使うなんてことは有り得ないわけで、どうせそのうち終わるのだ。

「あんたスマホばっかりいじって、全然トレーニングしてないじゃないか!だったら他の人に譲れ!!」

と直接その人に文句を言って、その人をどかしたところで、自分が気持ち良くトレーニングが出来るかといえば、答えは絶対に「NO」である。怒りというのは口に出したら、更に増幅して、スッキリするどころか益々興奮して、どんどん怒りが込み上げてくるというもの。今日の温泉おじさんのように、僕に直接「スマホをまだいじってんのか?」と言って、僕が「すみません」と言って譲ったところで怒りが収まるわけではなく、ますますイライラして「皆待ってるんだから!」と(誰も待ってないのに)言葉を付け足してきたり、その後もブツブツ1人で文句を言い続けていた。恐らく、腹筋運動しながらもイライラは止まらなかったのではないだろうか。僕はイライラするとトレーニングどころではなくなるので、別の腹筋マシンを使うとか、腹筋台は3台あるからそのうちどれかは空くだろうと思って待つ。どうしても皆が皆長く居座って、しかもスマホばかりやっている客がいて、なかなか自分の番が回ってこない、ということであれば、直接客に言うのではなく、スタッフに注意してもらう(それが正しいやり方だとジムのスタッフにも聞いている。客同士のトラブル回避にもなる)。

 

まぁ、今日は僕がスマホをイジイジしていたので、文句を言える義理ではないのだが!!!

 

コミュニケーションを取らない日本と、コミュニケーションを多く取るフランスの違い。そして、いろんな人がいるジムで、いかにしてイライラを回避するか。帰り道は色々と考えさせられた。

 

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先日、耳鼻科の後、昼食を摂る為に近くの焼魚定食の店に入った。30席程のカウンターがある店で、昼時を過ぎていたのでそんなに混んではいなかった。席に余裕があったので、隣の席に荷物を置いたのだが、手が滑って傘がその隣に座っている人の腕に当たってしまった。咄嗟に「ごめんなさい」と謝ったが、こちらを見ることもなく無言。

 

焼魚を食べる為にこの店に入ったのに、注文したのは鶏肉の生姜焼き。本当は頭の中は焼魚で一杯だったのだが、その日の夕方からジムに行くことを考えたら、鶏肉にしてしまったのである。注文し終えてしばらく経った頃、ちらほら客が入って来たので、店員から荷物をどかすように言われ、鞄を隣の席から自分の足元に移動させた。ところが、その席に座ろうとしている客が戸惑っている様子だったので、ふと横を見たら、僕の傘がまだ置かれたままだった。「あー、すみません」と言って傘を引き取る。「この傘、そちらのですか?」と僕に訊くでもなく、僕が謝りつつ引き取った時も相手は無言。

 

客が入店する度に、店員が「何名様ですか?」と訊くと、それに対し客は、声に出して「1人です」とか「2名です」などと言うでもなく、指で数字を伝えるのみ。更に注文時には、店員に告げるのではなく、タッチパネルで注文する。食べ終わると「ごちそうさまでした」あるいは「すみません」とようやく声に出して店員を呼んで会計するも、「カードで払います」あるいは「PayPayで払います」などと言うでもなく、スマホを店員に見せるだけ。とにかく無言で始まり無言で終わる、それが今や珍しくも何ともない世の中になっている。

 

フランスから帰国してもう1ヶ月経つのに、すっかりフランスかぶれしている僕の頭の中は、無表情かつ無言万歳の日本のこういう風景に違和感を覚えるばかり。フランスの場合、店に入ると客も店員も「ボンジュール」から始まり、人数を告げるのも注文も声に出し、料理が運ばれてくれば客は「メルシー」、店員は「ボナペティ!」と声をかけ、「料理はどうでしたか?」との問いに答えながら会計を済ませ、お互い「さようなら」と言って店を出る。人とぶつかれば必ず「パルドン」(すみません)と言い、相手も「大丈夫ですよ」とか「大したことないですよ」などと何かしらの言葉を返す。コミュニケーションの国であるフランスで、無言でいることは難しい。対する日本は年々無言の国になっている。

 

「そういえば」と、定食屋に入る前の出来事も思い出す。耳鼻科で診察された後に、処方箋を持って薬局に行くと、ひとり先客(中年男性)がいた。椅子に座って薬の用意が出来るのを待っていると、「高橋さん」と呼ばれたので、「はい」と返事をして薬剤師のほうを見たら、その視線は僕には注がれておらず、もうひとりの客に向いていた。つまり、そのもう一人の客も同じ「高橋さん」だったのだ。しかし呼ばれたもう一人の高橋さんは返事をせぬままのそのそと立ち上がり、お呼びでない僕が返事をして恥ずかしい面持ちで座ったまま、という奇妙な光景。薬剤師も、間違えて返事をした僕に対し、「こちらのお客様のほうです」などというフォローもない。

 

まぁ、それが無言の国、日本の現状。病院など公共の場で名前を呼ばれて返事をしない人のほうがほとんどなので、別に珍しい出来事ではないが、「感じがよく親切な人たちが多い国」とされるイメージのいい国・日本、「感じが悪く不親切な人が多い国」と揶揄されるフランス、僕にしてみれば逆に見えるのだが。

 

ところで話は変わり、上記の焼魚定食屋で鶏肉を食べていたら、これまた手が滑って鶏肉をこぼしてしまい、おフランスから買ってきたばかりのテーシャツを汚してしまった。すぐに水で湿らせたタオルで拭いたのだが、その後オフィスに行って、すっかり乾いたテーシャツを見たら、油汚れが残ったままだった。中性洗剤で洗ったほうがいいと言われたので、台所用洗剤をチョチョッとつけて、チョチョッと水で汚れを取るつもりが、ジャバジャバと水で洗ってしまった為、テーシャツは当然の如くびしょ濡れに。

 

 

恥ずかしながら、この姿で電車に乗り、街を歩く羽目に😅すれ違う人々は何を思っただろう。お漏らしにしては範囲が広すぎるし(場所も違う)、雨に濡れたにしては部分的だし、腹に大量の汗をかく人だと思われただろうか😂

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ここ数年、友人とハマっているのが谷中。年1回(なぜか)夏に行っている。東京でありながら、都会っぽくない、どこか地方都市のような谷中銀座の商店街がとてつもなくイイ!特に、酒屋での日本酒立ち呑み。商店街で買ってきたおつまみと共に飲んでいる地元の人たちに混じり、我々も真似っコである。

 

8/6(日)の夕方、千駄木の駅に着いたら、まさかのどしゃぶり。台風の影響なので、そのうち止むだろうと近くのローソンに入って、ぶったまげるの巻。

 

 

あのカルビー様が、僕が世界一美味しいと崇めるポテトチップスのメーカー、カルビー様が!!!我が故郷のだだちゃ豆味のポテトチップスを商品にして下すっているとは!!!だだちゃ豆ポテトチップスは地元で売っていて食べたことはあるが、何をおいても、ポテトチップスはカルビー様に勝てるメーカーなど世界どこを探してもないと信じる僕にとって、カルビー様とだだちゃ豆がタッグを組むなんて号泣モノである。しかも、フレーバーは鶴岡のだだちゃ豆100%であるとの記載もある。早速購入。早く食べたくて仕方なかったが、ひとまず我慢。翌日食したのであるが、それはそれはさすがのカルビー様である。以前食べた、別メーカーのだだちゃ豆ポテチとは雲泥の差!なんでカルビー様はこうもカルビー様なのだろう。あー、カルビー様。しょっぱすぎず、だだちゃ豆の甘さもあり、その融合たるや!季節限定だということで、ちょっと買い占めておかねばネ。ある程度売れれば来年も商品化してくれるだろう(という目論見)。

 

さて、話は谷中に戻る。そもそもこの下町谷中は、フランス人観光客に人気があるとテレビでやっていたのを観たのがコロナ前。コロナ禍にはもちろんフランス人どころか外国人などいなかったが、今回はわんさか外国人がいた。しかもそのほとんどがフランス人!5秒毎にフランス語が聞こえてくる。フランス人はこういう、日本っぽくて味わいのあるところが好きなんだなぁ。

 

以前行ってなかなか良かったバーがコロナ禍にはやっておらず、今年こそは!と鼻息荒くして行ったら今度は「夏休み」。こんな時に夏休みなんか取ってんじゃねぇ〜!と悪態つきつつ、別の店を探す。いかにも昭和な、カウンターに6人くらいしか座れないような小さな飲み屋(焼き鳥屋)に入る。こういう店って、絶対美味しいんですよね〜。という期待を裏切らなかった。で、この店に入る前、「Do you speak English?」と御婦人に話しかけられる。なんとなくフランス語訛りっぽかったのでちょっと疑いつつ、一応英語で「Yes」と返す。と、そこに、その御婦人の息子らしき青年が店の中から店員と共に出てきて、店の外で売っている焼き鳥パックについて英語で説明し始めたので、僕は用済みとなった。ところが、そのフランス人らしき御婦人と息子が「この2種類のパックのどっちをオススメしますか?」と店員に訊いているのに、それを聞き取れなかったらしい店員が「ああ、じゃあこちらでよろしいですか?」と答え、ちぐはぐな会話になっていたので、すかさず僕が店員に「どっちをオススメしますかと訊いてますよ」と教えてあげた。すると、その親子がフランス語で話しだしたので、あーやっぱりってことで、「フランスから来たんですか?」とフランス語で訊いたら「そうです。あー、あなたはフランス語が話せるんですね?」と訊かれ、何を思ったか僕は「ええ、もちろん」と口走ってしまい、続けて「日本人皆フランス語話せますよ」とでまかせを言いそうになったのを慌てて押し込めた。そしたら、その御婦人が僕に「あなたカナダ人?」と訊いてきた。恐らく、僕のフランス語がフランスのフランス語ではなく、違うアクセントが入っているから、カナダのフランス語圏であるケベックから来たのかと思ったのであろう。初めて言われた・・・💦

 

そんなわけで、焼き鳥を買うにあたってちょっと質問されたので答えてあげつつ会話したりして、言語面で人助け出来て良かった。僕も散々ヨーロッパで助けられているので、日本ではその恩返しをしたいのである。ちなみにその御婦人は「本当にここは美しくて素晴らしいところ!」と感激していた。谷中に来て焼き鳥をテイクアウトしてホテルに帰るなんて、なかなかオツである。

 

僕たちも焼き鳥や他のメニューに感激しながら食べていると、今度は別のフランス人らしきヨーロッパ人男性がひとり現れ、「今、(席は)一杯ですか?」と英語で店員に訊いたのだが、その返答もままならず、その男性は再度「満席?」と訊くと、店員は日本語で「一杯一杯」と答えていた。で、なぜかその男性、ボソッとフランス語で「一杯なのかな」と呟いたので、すかさず僕が「一杯ですよ」とフランス語で答えてあげたら納得して去って行った。

 

新宿や渋谷、はたまた浅草や原宿など、観光客がわんさかいるエリアなら、そこそこ英語が出来る店員も居るだろうが、谷中でそれを期待するのは難しい。だからといって、言葉が通じないから「行ーかない!」とはならないであろう。言葉は通じなくてもなんとかなるものだし、そういうのも旅の醍醐味のひとつかも知れない。

 

・・・谷中でフランス人観光客相手に商売出来るかも😁

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いよいよ修行開始!と言っても、SFC修行であります。SFC(スーパー・フライヤーズ・カード)とは、ANAの上級会員として、ANAラウンジ利用、優先チェックイン、優先搭乗、アップグレード特典、空席待ち優先など、それはそれは数々の特典があるのだが、その中でも僕にとって魅力的なのが、会員になることで無料特典航空券の枠が増えること。フランスに行く度にビジネスクラスの無料特典航空券を取って行っているのだが、コロナ禍以降、時期にもよるがかなり取りにくくなっている。いつかはSFCを取りたいという憧れを抱いていたが、来年の渡仏の航空券予約にかなりエネルギーを費やしたので(もう来年の予約は済ませたのである)、今年こそSFCを取ってやる!!と決意したのである。ただ、これが簡単に取得できるものではなく、1年間、飛行機に乗って乗って乗りまくらねばならない。しかし、一度このSFCを取得すると、ANAのステイタス(上級会員)が永久に保持されるのだから、取得するのに費用と時間をかける価値はあるのだ。それを俗にSFC修行と言う。

 

というわけで、今年も半分過ぎてしまったので(12月までの間に規定のポイントを稼がねばならない)、慌てて計画開始。羽田・沖縄往復が一番ポイントを稼げるので、当初は沖縄便往復(とんぼ返り)を何回かやろうと考えていた。沢山飛行機に乗る必要があるので、当然費用がかかる。なので、なるべく費用を抑えるべく、観光などせずにとんぼ返りをする修行者が多い。僕もそう思っていたのだが、どうせ日帰りするのであれば、友達がいる所を選んで、友達と半日過ごして帰って来る、というのが楽しい修行になると考えを改めた。そこで、遠方に住むあちこちの友人に連絡を取り、あっという間に計画が出来上がった。今月から年末まで、僕はあちこち飛び回る。11月には再びフランスに行くので(今度は11日間の旅行)、この時にまたざっくりポイントを稼ぐことが出来る。

 

さて、修行第1回目の今回は岡山。大学時代の友人がいる。せっかくなので、関西在住の3人(全員同じ大学の友人)にも「岡山に日帰りで行かない?」と声を掛けたら、2人が都合ついて、この計画に乗ってくれた。4人でプチ同窓会というわけだ(僕以外の3人は1学年上の先輩なのだが)。僕は5時起きで、9時には岡山空港に着いた。10時に岡山駅に集合して、それから後楽園や倉敷やらを観光・・・となるはずもなく、「暑いから観光はしなくていいよね」ってことで、カフェ・クルミ(名前は洒落てるが昭和の喫茶店)→福寿司観音山フルーツパーラーと、駅近くの飲食店をハシゴして、あっという間に別れの18時半を迎えていた。なんといっても、十数年ぶりの再会なので、店に入れば注文そっちのけで喋りまくってしまうし、笑いすぎて口からお茶は吹き出すし(僕ではないが。まぁ、僕が変なことを言って笑わせてしまったのだが)、途中、今回来られなかった一人とビデオ通話したり、大変な騒ぎであった。

 

 

岡山ちらし寿司

 

 

岡山といえば桃、「岡山県産ももパフェ」(1分で平らげてしまった)

 

あまりにも楽しかったので、近々、今度は京都(我らの母校)で会おうと約束して別れた。SFC修行1回目の岡山は、笑いの修行でもあった。

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昨年末、宮古島で出合った、すンばらしく美味しいお菓子「すぅばりんとぅ」。4袋位買って帰ったのだが、あまりの美味しさに涙がちょちょ切れて、あっという間にペロリ。これは何としてでも通販で買い足さねば!と鼻息荒くして検索したのに、通販では売ってない。どこにも売ってない。東京の沖縄ショップに行ってみるも売ってない。店員に「取り寄せてもらえますか?」と訊いたが「出来ない」と即答される。

 

送料払ってでも欲しかった。このお菓子を買えないなんて、そんな不幸があるだろうか?宮古島に行かないと買えないなんて、そんなことがあっていいのだろうか?諦めきれない僕は、それを販売している会社にメールを出した。すぐに返事が来て、かつては通販でも売っていたが、今は一時中断しているとのこと。しかし、直接売ってくれるとのこと!!!心が躍りました。安心しました。感謝しました。

 

1袋480円。あおさ味を11袋、黒糖味を11袋。計22袋。量が多いので、送料はなんと2千円!でもいいのです。宮古島に行くより安上がり。通販サイトだとよく、○円以上買うと送料無料になるものだが、今回は直取引なので、買えば買うほど送料が上がる。でもどうせ送料払うなら大量買いしないと勿体ない。ほんの5袋位買って千円位の送料払うなら、ドカン!と買わねば。しかもこれだけあれば安心である。届いた箱はさすがにデカかった。

 


 

16年ぶりのニュー・アルバム『機微』

2023年3月1日より各音楽ダウンロード&ストリーミングサービスにて配信開始

 

胸に秘めた熱情、誰も知らない真実、待ち焦がれる想い、触れてみたい未来――
高橋功が紡ぐ、せつなさあふれる11通りの「心の機微」

 

《収録曲》    
01. Blue Touch    
02. 手をつないで    
03. 夏景色    
04. 群青の翼    
05. 夜の窓    
06. 碧い埠頭    
07. 白昼夢    
08. 知ってはいけないことがある    
09. 塩水    
10. 海からの手紙    
11. 長い飛行船    

全曲作詞・作曲:高橋功/編曲:荒武裕一朗

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先日の日曜日は友人と、朝から明治座で「坂本冬美特別公演 中村雅俊特別出演」(芝居+歌のショー)を観て、楽しい芝居と冬美様の歌の上手さに唸り、今回も大満足。その後は渋谷の映画館で菅田将暉・原田美枝子主演の「百花」を観る。アルツハイマーを患い、記憶を失っていく母親(原田さん)と、過去の記憶を辿っていく息子の話。かつて、母親が子供を捨てて男と出奔していた時期の記憶が交錯していくのだが、60代と40代のシーンの両方を見事にやってしまう原田さんの容姿もさることながら、揺れ動く心の機微を繊細に演じる原田さんのスゴさに脱帽。

 

映画の後、今度は恵比寿に移動して、最近行きたくてたまらなかった「豆富食堂」へ。なにがスゴイって、全部豆富を使った料理で、どれもこれも絶品なこと!

 

 

三角揚げ

 

湯葉春巻き

 

 

豆腐麹に漬けた豚肉の辛子焼き

 

 

しらすと豆腐のオムレツ

 

 

これが目当てだった!ご飯の上にドッカーンと豆腐が乗っている。絶品の品!

 

豆腐みたらし団子

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