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昨日書いた高校時代の語学研修ネタからもうひとつ。

デンバーでは3週間、2人1組になってホームステイをした。僕のホストファミリーの姉夫婦宅、母宅にもクラスメイトがホームステイをしていた為、この3家族は常に行動を共にしていた。よって、午前中の授業、午後のアクティビティ(課外活動)が終わった後は、毎晩賑やかだった。大抵は僕のホームステイ先に集まって、ワイワイやっていた。

ある夜、地下にある僕の部屋で、トランプをしていて遊んでいたのだが、ちょっとした諍いから、一緒にホームステイをしていたYの機嫌を損ね、それが収まったと思ったら、次は、姉夫婦宅にホームステイをしているマサの機嫌が悪くなってしまい、その場の雰囲気は最悪となり、いたたまれなくなった僕と、マサと一緒にホームステイをしているマホリは2人で1階のダイニング・ルームに上がった。

マサの態度に腹を立てているらしいマホリは興奮してきたのか、普段から不満に思っていたことを口にし出した。
「アイツ、朝起きた時の態度が、すんげ〜ムカつくんだよ!おはようって挨拶しても、すっごい素っ気無く“おはよ”って目も合わさず返してくるし。朝、アイツ機嫌悪いんだよなぁ」
それまで、マホリの口からマサに対する不平不満は聞いたことがなかったので少し驚いたが、そりゃあ毎日毎日寝食を共にし、行動していれば何かは出てくるだろう。そしてマホリの言葉は止まらなくなった。僕は聞いているだけだったが、そもそも、地下と1階の距離は全く離れておらず、しかも、ドアも閉めていない。更に、興奮しているマホリは声を静めることもない。マサに聞こえてるんじゃないか?と思った僕。
「大変だねぇ。じゃあ、今夜なんて(険悪にもなってるし)最悪じゃん」
マホリは憂鬱そうな顔をしていた。僕は、今の話をマサに聞かれてるんじゃないかとハラハラしていた。

翌日、僕はマサに恐る恐る聞いてみた。
「昨日、マホリと上で話してたこと・・・」
「うん、全部丸聞こえだった」
そりゃそうだ。ドアは全開で、階段上がってすぐのところで話していたのだから。しかし、マサは賢い。
「でも、あれを聞いて、“あ〜、マホリはそう思ってたんだ”と分かって、態度を改めたよ。実は低血圧だから、朝は機嫌が悪いんじゃなくて、あれで精一杯なんだよ〜」
マホリのトークが全部丸聞こえだった、と聞いて僕は思わず笑ってしまった。でも結果的には良かったようだ。この話は、今でもマサと会うと笑い話として話題に上る。

丸聞こえといえば、シューのホームステイ先では、夜になると夫婦のアノ声が聞こえてくると言って、げんなり顔で嘆いていた。ステイ先を変えたいと言うほどイヤな思いをしているようだった。実はこの問題、決して珍しい話でもなく、ホームステイをすれば結構な確率で遭遇する。あの夏もシュー以外に言っていた人もいたが、僕自身、デンバーでこそ無かったものの、その後、ジョージア州の2件目のホームステイ先では、しょっちゅうソレを聞くハメになった。確かにいい気分はしないものの、さすがに慣れる。僕の寝室が夫婦の寝室の真向かいだったので、それはそれはよーく聞こえたが、慣れれば「またか」と思うくらいで気にならなくなる。ある時は激しすぎて部屋が揺れ、さすがにその時は「地震か?!」と焦ったが。・・・まぁ、そんなものは、フランスでのホームステイ先に比べれば序ノ口だったけど。
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