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草月ホールで行われた美川憲一さんのドラマチック・シャンソン。毎年恒例のシャンソン・コンサートも今年で17回目とのこと。僕は今回初めて鑑賞したのだが、行こうと思ったきっかけは、去年のドラマチック・シャンソンの模様が今年初めにテレビで放送されたのを観て感動したからだ。特に「王様の牢屋」。愛する人の為に王様のダイヤを盗み、牢屋に入れられ、一生出られない女の歌。これがかなり哀しく、そして恐くもあった。この歌だけの為にチケットを取ったといっても過言ではない。もちろん、この曲が選曲される保証も何もないのだが。それでもラッキーなことに、「王様の牢屋」も、好きな「初日の夜」も選曲されていた。第2部の選曲は圧巻。僕の好きな暗い曲が大半だ。いや〜良かった。

テレビで「さそり座の女」などを聴いている分には何とも思わなかったのだが、生でじっくりシャンソンを聴いてみると、実に巧みに歌を操っているのが分かる。押して、引く、簡単に言えば強弱、その加減が実に絶妙なのだ。自然にスーッと引き込まれてしまう。流石の一言。タダモノではなかった。

客席にはデヴィ夫人など有名人もチラホラ。たった3回の公演で、ようやく慣れた頃に終わるので、どうにかならないものか、これを地方に持って行きたいのだけどなかなか難しいと美川さんは話していた。大きな会場でもないのだが、空席もちょこちょこあり、この時代に「シャンソン」で人を集めるのはなかなか大変なのかなぁ、なんて思った。かくいう僕も、カタにはまったお決まりのシャンソンはそれほど好みではないのだが、知らないだけでいい曲は沢山あり、今回のコンサートは予想を遥かに上回る感動があった。来年も行きたい。

シャンソンといえばエディット・ピアフを思い浮かべる人が多いと思うし、日本において一番有名なシャンソン歌手なのだろうが、僕はあまり好きではない。バルバラが好きである。あの暗〜い感じが。でもなぜか日本でカバーされるのは「黒い鷲」ばかりで、バルバラの真骨頂とも言える、絶望的な暗さが漂う楽曲を日本の歌手で聴く機会はほとんどないのが残念だ。今回は「黒い鷲」の他に「貴婦人」も選曲されていたので良かった。

美川憲一ドラマチック・シャンソン2016
セットリスト
【第1部】
01. パリはシャンソン
02. 明日、月の上で
03. 洒落にしましょう
04. アプレトワ
05. ろくでなし
06. 街角のアヴェ・マリア
07. 思い出のサントロペ
08. 私の神様

【第2部】
09. 王様の牢屋
10. 貴婦人
11. 朝日のあたる家
12. 歌いつづけて
13. 水に流して
14. 初日の夜
15. 生きる

【アンコール】
16. 愛の賛歌
17. 黒い鷲
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