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27年越しに映画「いまを生きる」(ロビン・ウィリアムス主演)を観た。この27年間、レンタルショップに行く度に思い出していたタイトルに、ついぞ手が伸びた。

僕が小学校6年生の時の1学期は、まるで呪われた学級かのような数ヶ月だった。進級してすぐに担任が入院し、その間臨時の先生が来たのだが、程なくして担任はガンで亡くなってしまった。学校側は新たな担任を探すべく、その間は、入れ替わり立ち代わり他の先生がやって来て(臨時の先生が来たり、教頭先生が来たり)、修学旅行は他のクラスの先生が引率した(この先生は3年生の時の担任でもあった)。ようやく新しい先生が赴任してきたのだが、定年後のおじいちゃん先生で(今と違って当時の60代は既にヨボヨボのおじいちゃんに見えた)、入院するという理由で数週間で辞めてしまった。わんぱくなクラスに耐えられなかったのか、はたまた本当に病気になってしまったのか、本当のところは定かでない。その後、少し時間を置いてやってきた先生は26歳の若い女の先生で、ようやく卒業まで見届けてくれた。このほんの数ヶ月の間に来た、臨時のおばあちゃん先生が、全校生徒の前で最後の挨拶をした際に、「いまを生きる」という映画を紹介してくれたのだ。

・・・と、27年間そう記憶していたのだが、どうやら違ったようだ。今改めて公開年を確認したら、日本公開日の1990年3月24日は僕の小学校卒業と同時期である為、小学校6年生の1学期に、先生がこの映画を紹介するはずがない。となると、この映画の話を聞いたのは中学時代ということになる。確か、臨時で来ていた先生が任期を終えて去る時に紹介したはずだが、もしかしたら別の先生が退職時の挨拶で語ったのかも知れない。

人の記憶って、アレですね。

その先生が、どういう理由でこの映画を薦めたのかは全く記憶にないのだが、「いまを生きる」というタイトルが印象的で、レンタルビデオ店に行くといつも思い出していたものの、あらすじを読んで「ふ〜ん」と思っただけで手が伸びずにいた。でも「覚えている」ということは、何かしら意味のあることなのだろうと思い、今になってようやく観てみようという気持ちになった。

結論から言うと、素晴らしく良く出来た映画だったが、僕好みの映画ではなかったので退屈してしまった。1959年のアメリカの全寮制男子高校が舞台になっており、厳格な規則の下で生活している生徒たちの前に現れた、自由な精神を持った先生の、視点を変える重要さ、詩のすばらしさ、生きることの意義に触れて、どんどん生き生きとしてくる生徒たち。しかし、芝居に心を惹かれ俳優を志した生徒が厳格な父親に反対されたことから事件が発生し、キャプテンと慕われていた先生の立場は危うくなり・・・というストーリー。

僕が小学校の時に先生が全校生徒に紹介していたと思い込んでいたので、この映画を観ながら、果たして小学生がこの映画を観たところで、きちんと理解をして受け止められたのだろうか、と思ったが、実際は中学生相手に紹介していたワケなので、先生がこの映画を薦めた意図はなんとなく腑に落ちた。確かに、十代の頃にこの映画を観ていたら、感銘を受けたかも知れない。しかも、アメリカやアメリカの高校に妄信的に憧れていた僕が、先生がこの映画を紹介してくれた後すぐに(もしくは3年以内に)この映画を観ていたら、輝く未来を思い描いていた僕の心に深く浸透し、名作として忘れられない映画になっていたことは間違いない。

それを27年も・・・。時期やタイミングというのは人生において本当に重要なのだ。

| 鑑賞記 | comments(2) |
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ずいぶん昔に観た映画なので、どんな感想を持ったかさえ覚えていません。
ロビン・ウイリアムスが好きなのと、学校もの、先生ものが好きだということで、評価は高かったかもしれません。

ドキュメンタリーですが『Etre et avoir僕の好きな先生』と、『パリ20区、僕たちのクラス』は、大好きな映画です!
| みゅげ | 2017/08/22 10:36 AM |
>みゅげさん
みゅげさんも観ていたのですね!
「僕の好きな先生」は映画館で観ました。子供たちがとてつもなく可愛かった印象です。
コピー機でへまする子供がしこたま可愛かったです。
| 高橋功 | 2017/08/23 7:50 PM |







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