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夜の眠りにつく瞬間を、僕は毎日心待ちにしている。ピアニスト・小山実稚恵のシーデーを聴きながら眠るのが至福なのだ。あれ以来、僕は小山実稚恵のシーデーを図書館からせっせこ借りまくり(合計13枚にも及ぶ)、そのピアノの音色を聴いているだけで幸せな気分になる。夜のお供は何といっても「夜想曲集」。

寝る時に音楽をかけるのは最近始めたことではなく、去年ふとしたきっかけから瞑想アプリを使うようになった。「無」の状態になる瞑想状態になりたくて、スマホに瞑想アプリを落とし、スイッチを押すと、瞑想に入る為のガイダンスが流れてくる。その指示通りに行うと、とても心地の良い瞑想が出来る・・・・・・・・・はずなのだが、何といっても僕はベッドに入ってから眠りにつくまでモノの10秒とかからないのだ。そのガイダンスが始まり、1分も経たないうちに、僕は瞑想どころか、深〜〜〜い眠りの世界へと入ってしまうのである。だから最後までガイダンスを聴いたことがなく、結局それは止めてしまった。

ところが去年パリのハマム(トルコ式サウナ)に行った際、ひとしきりスチームサウナにマッサージにと堪能した後、ゴロ寝するスペースで横になっていたら、いかにもなアラブの怪しげな音楽と薄暗い照明が妙に心地良く、うつらうつらしているうちに不思議な経験をしたのだ。半分は起きているのだが、半分は寝ているような状態。眠っているように思えるのだが、でも確実に意識はある。そしてまるで過去へのタイムトラベルを始めたかのように、子供の頃の懐かしい記憶が甦り、と同時に、その風景が目の前に、しかも鮮明に現れたのだ。まるで映画を観ているように。それは小学校時代の夏休みだった。自宅から車で3分のところにある祖父母宅の近く。タイムマシーンに乗って過去の自分に会いに来たかのようでもあるし、当時を俯瞰で観ているような気にもなった。恐らく、僕がとても「幸せ」と思える時期なのだろう。とにかく心地良かった。

東京で月一回通っているアーユルヴェーダ(インド発祥のマッサージ)の施術師にこの話をしたら、それはある種の瞑想状態なのだと言う。状況が揃えば、またあの不思議で心地良い感覚を経験出来るかもしれないと、また例の瞑想アプリを落とした。ただ前回とは違い、今度はガイダンスのない、ただ音楽が流れるだけのアプリ。パリで経験したような、あんなにも鮮明な映像が流れて来ることはなくても、それなりに心地良い。ストレスの多い現代社会で生きる中、こういう「無」になる時間は必要だと思う。

小山実稚恵のピアノに再会してからは、こんなに素晴らしい音色をバックに眠れるのは最高の至福なのではないかと、再び瞑想アプリを止め、小山実稚恵のシーデーをかけてベッドに入ることにしたのである。夜想曲を聴きながら目を閉じると、日々の雑念やストレスから解放されて、幸せな夢を見ることが出来る・・・

のだが、やはり問題は、1分もしないうちに寝てしまうことなのであった。

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