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9月のライブからあっという間に1ヶ月が経った。あのライブは、これまで17年間のライブ活動の中で一番の反響で、僕としては新たな扉が開いたと強く実感している。17年間ライブをやってきて、初めてライブの醍醐味を感じ、初めて楽しいと思った。同時に、これまでのライブを思い返すと苦しかったなと・・・(特に弾き語りを続けた13年間)。よく周りの俳優やミュージシャンたちが、本番が一番楽しいと言うけれど、僕は「ステージが楽しい」ってどういうことだろう?という疑問を抱き続けていたし、なにゆえこんな苦しいライブをやっているんだろうとよく思ったものだが、でも「続けている」ということは「楽しい」ということなのかも知れない、そして「好き」なんだろうと自答していた。年がら年中、頭の中は「次のライブはどんなことをやろう」ということで一杯だったし、いいライブの為に「どんな曲を作ろう」といつも試行錯誤していた。その曲作り自体も、もがく程苦しいことの方が圧倒的に多い。

誰に頼まれたわけでもなく、自分が好き好んで曲を作り、ライブをやっているわけで、好きで楽しくなければ、そもそも17年間も続けられるわけがない。でも、やっぱり「心から楽しい」と思えた瞬間はレコーディングやライブを含めた全ての音楽活動の中で、少ししか思い出せない。それでも突き動かされるように、修行のように続けてきたことが、今ようやく報われ出したような思いなのだ。この17年間があって、そして続けて来て良かったと心から思った。

僕の音楽の一番の理解者とも言えるピアニスト・荒武裕一朗さんと13年振りに共演したことが一番大きいけれど、その他にもう1つ大きな要因があった。それは、今回のライブに「ひとりミュージカル風味」を取り入れてもがいたこと。誰もが知っている「ツルの恩返し」をベースにした物語の中に、自分のオリジナル曲をはめ込んでいき、合間にセリフやナレーションを入れた。全部自分で作った(ツルの声も、ボイスチェンジャーを使って自分でやっている)。更にはダンサーとの絡みもあり、当然芝居要素のあるシーンに関しては行き詰ってしまった。そこで、元々遠い知り合いだったプロの俳優に演技指導を受けたのだが、その時から自分の中で何かが変わったことをハッキリと意識した。ストーリーの中に自分自身が面白い位に入って行ったことで、歌が変わったのだ。そんな自分が、ストーリーに上手くピタっとハマった曲を歌った時、これまでにない実感があった。もしかしたら、これからはもっと「歌を届けられるかもしれない」という自信が生まれ、ひとりミュージカル風味以外の曲を歌う時にも、その良い作用が働いた。もしかしたら、このひとりミュージカル風味がカギなのかも知れないと思った。

更には素晴らしいミュージシャンたちの出会い。あの音の中にすっぽりと入って歌うことは何よりもの幸せだった。こんな快楽は他にないかも知れないと本当に思った。

多分に漏れず、今回のライブも準備は容易ではなかったし、時間もかけた。本番当日の1ヶ月前からは常にピリピリ、イライラしていた。でも演技指導が入った本番10日前から、本番への「恐れ」は消え、「ワクワク」に変わり、前日の全体リハーサルの後は充分に楽しめるモードへと切り替わった。迎えた本番は緊張など蹴散らして、音楽を生で届ける楽しさを満席の客席に放出していた。

17年間の数々の失敗と悔しさと反省の積み重ねが、ようやくここに来て生きてきたような気がする。僕は今、ライブのことを考えると体が熱くなる。情熱で溢れている。既に次のライブに向けて準備が始まっている。高橋功チームが一丸となって、これまで以上の熱さで、よりクォリティーの高いものを目指すためのディスカッションも増えていくだろう。僕は夢の世界をステージで表現する為に、これからも努力を惜しまない。期待していただきたい。

今週末からは恒例のフランス旅行。こちらもまた夢の世界。先日からライブの構想を練る為に、あらゆるDVDを観ているが、旅行には資料となる本も持参することになるだろう。ライブも曲作りも、五感をフル活用してこそなのだ。24時間体制でアンテナを張り巡らしている。旅行中もきっとライブのことで頭が一杯であることは間違いない!

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