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珍しく夜中に目が覚めてそのまま起きていた。外は雨。朝になり、着替えようとしたら、あろうことかベルトがない!!忘れてきてしまったのだ!家に。来る時はベルトのいらないスウェット系を履いてきたので、全くもって気が付かなかったのだ。フランスでベルトを買う羽目になるとは。買わないと11日間同じスボンを履かないといけなくなる。

スペインとフランスにまたがるバスク地方(フランス南西部)ビアリッツ行きの飛行機は8時半発。そもそも購入した時は10時半発で朝もゆっくりだったのに、数ヶ月前に時間が変更になったのだ。そのせいで、ゆったりとした朝を過ごせない。なんせ、遅くともホテルを7時には出なくてはならないのに、朝食は6時半からなのだ。


ホテルのレストラン。障子のようなにデザインが日本っぽい。

先にチェックアウトを済ませ、慌ただしく食べ、リムジンバス乗り場に行く。7時発なのに、7時には来ない。少し焦る。10分遅れでやってきて、空港まで10分のはずが15分かかって到着。この時既に7時半前。8時までには荷物を預けなくてはならないのでちょっと焦る。車はエールフランスの発着と同じターミナル2に着くので、まあ何とか間に合うだろうと歩いていると、いつの間にか乗り場の2Gの文字が見当たらない。係の人に訊くと、それはここではなく、あっちからバスに乗って行かなくてはならないと!えーーーっ?!バ、バ、バ、バスに乗って行かなきゃならないの?その2Gまで?走る。もしかしたら、間に合わないかも知れない。バス乗り場が分からず、再び別の係員に訊く。ようやくバスを見つけ安堵。しかしなかなか発車しない。その時点で7時40分。ハラハラしていると、東洋人の女性が乗って来て、僕に「日本の方ですか?」と話しかけてきた。奇遇にも彼女も同じビアリッツ行きの飛行機で、焦っていたのだそう。しかしバスは動かず、しびれを切らして運転手に訊ねると、あと2分で出るという。7時50分。ターミナル2G到着は7時55分の超ギリギリセーフ!なんとまたしても偶然、その日本人女性とは席が隣同士だった。

天気予報は雨。風も強い。この数日のハナシではなく、これからずーーーーっと。シーズンオフだし、この辺りの秋は曇ってて雨も降るのかなと少し覚悟はしていたが、さすがにげんなり。空の上は憎らしいほど晴天なのに、着陸が近づくと結構揺れて、風の強さを物語っていた。案の定、あいにくの雨。こればっかりは仕方ない。自分の意思でどうにかなるものではない。いーや!なんとかなるのであーる。念ずれば花開く。これまでだって、悪天を晴天にしてきたではないか!とヨーロッパの天気予報は当てにならないのであーる。去年だって100%雨、嵐!という予報だったのにピーカン照りだったではないか!せめて今回は、青空じゃなくても、曇りでもいいから雨はカンベンしてもらいたい!!

とは言うものの、ビアリッツ空港からバスでバイヨンヌに向かっている時は、そんな強気な気持ちに翳りが見えそうだったが、バイヨンヌに着いたら雨は止み、青空が顔を出してきた。なーーーんだ、やるじゃん!と、実は呑気に構えてはいられない。こちらの雨は、一日中ずーーーっと雨なのではなく、ザーーーっと降ったかと思いきや、いきなり晴天になり(青空になるのだ)、油断させておいて、またしばらくすると降り出すのだ。その繰返し。もう心もてあそばないで!!

 


アパートのチェックインは13時半まで出来ないので、スーツケースを持って、バスク在住の人が書いた本に紹介されているレストランに向かう。途中写真撮りながらノロノロと進み、ようやく到着!!のはずが、なぜか店が見当たらない。住所は合っている。が、違う店になっている。あれ?どういうこと?!再度本に書いてある住所と店の名前を確認する。住所は合っている。本に載っている住所が間違っているのかもしれないと、スマホで検索すると、なんと、「営業終了」の文字が目に飛び込んできた。あ然。まぁ、10年前の本だし仕方ないか、こういうことはよくあるよね、ってわけにはいかないのであるよ!!だって、その本、今年出たばかりなんだよ!!!なのに、長年やってきた店が今年営業終了って、そんな話あり?!?!あるよね。

仕方ない。でも知ってる?今日は日曜日。開いてる店なんてほとんどないのだ。これぞヨーロッパの日曜日。寂しい日曜日。日本の日曜日ってなんて便利なんだろう!てくてく歩き、ちょうど雨も降ってきたので近くの店に入った。

 


ホタテは好きだけど、ちょっと生臭かった。これに白ワインとコーヒーを付けて30ユーロ。つまり軽く3千円は超す。高っ!!でも、日曜日営業、洒落た店内、親切な店員。合格としよう。シェフも感じ良かった。「日本でのワールドカップ終わったね」と言われ、ワールドカップ?と一瞬キョトンとしたら、「ラグビーの!終わって静かになった?」と訊かれた。あー、そういえばそうだったね、のレベルで失礼しました。関心がなかったもので…。この間、新宿を歩いていたら、カナダ人選手がいたけど(僕は知らなかったが、一緒にいた友人が言ってた)、選手を真似てユニフォームを着たただのラグビーファンかと思ったくらいだ。



13時半、アパートの前に着き、オーナーに連絡。入り方が分からず、10分ほどやりとりしながら悪戦苦闘し、ようやく入れた。あー、文明ってすごいね。

 
 
 
 
 
 
 
 


なかなか綺麗でセンスのいいアパート。写真で見たのと変わらない。冷蔵庫にワインが何本か入っていたので、飲んでいいのかと思って、念の為と思いオーナーにメールで訊いたら「残念ながらそれは自分のだから、飲んだらあかんぜよ」との返信。やっぱりね、オーナーの私物がそこかしこに置いてあるから、完全民泊用の部屋ではないんだね。

雨が止むまで部屋でボーッとする。明日悪天候だったら遠出は止めて、この辺で買い物でもしようと思う。生活するように旅をしたいのだからちょうどいい。

今日はバイヨンヌの町を散策。小さな町で、特に何があるわけでもないが、店も開いてないので静かだ。観光客はそれなりにいるけれど。あー、それにしても、前回の旅は友達と一緒で楽しかったなーーと懐かしく思い出す。ひとりは自由気ままだけど、ふと寂しくなる瞬間もある。でも贅沢な時間である!

 
 
| 旅行 | comments(2) |
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何がステキって、窓からよその家の窓が(暮らしが)見えること!
住んでる・・・って思えますもの(^^♪
| みゅげ | 2019/11/04 9:30 AM |
みゅげさん
そうなんです!生活するように旅をしたいので、そういうポイントも重要なんです!アパートならではですよね。
| 高橋功 | 2019/11/04 8:00 PM |







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